Technique&Quality 技術・品質

技術・品質
技術を生み出す試作開発

Development 技術を生み出す
試作開発

あらゆるご相談に誠意をもって
お応えします

材料表面に様々な機能を付与する技術であるめっきあるいは表面処理は、種々の産業分野において適応されております。
目的とする機能特性を付与するため、保有技術を用いた、めっきあるいは各種表面処理の試作開発を行っております。

めっき液分析

めっき液は当社の製品を生み出す貴重な財産です。社内分析を行ない、めっき液の平準化をはかることで、品質に自信をもち、製品をご提供できます。

めっき・表面処理試作

実験室内で、様々な材料表面に、めっきあるいは表面処理の試作を行います。

金属組織分析･観察

めっきあるいは表面処理によって、得られた皮膜や金属材料の観察・測定・元素分析・評価を行います。

皮膜観察

めっきあるいは表面処理によって、得られた皮膜の観察・測定・評価を行います。

ご相談から納品までのステップ

STEP01
お問い合わせ: 質問・ご相談などお受けいたします
STEP02
打ち合わせ: 表面処理内容・素材・スペック・評価内容など詳しい要望をお伝えください
STEP03
製品図面 打ち合わせ
STEP04
お見積り: お見積り内容に納得いただけますとご契約となります
STEP05
表面処理試作: 当社の高い技術により高品質な製品を開発致します
STEP06
社内評価: 当社の高い技術により高品質な製品を開発致します
STEP07
量産前試作: 量産前の最終試作にて安定した製品改善を図ります
STEP08
量産
STEP09
納品: 完成した製品をお客様にご確認いただき次第納品終了です

評価測定室

社内にて評価測定機器を用い、得られた皮膜の特性評価をおこない、品質の安定に努めています。

デジタルマイクロスコープ：キーエンス製: 低倍率から高倍率までの表面・断面観察ならびに表面粗さ計測
微小硬さ試験機(ビッカース硬さ試験機)：ミツトヨ製: めっき皮膜の硬さを測定
電磁式・高周波式膜厚計：ケツト化学研究所製: めっき・陽極酸化皮膜厚さの測定
走査型電子顕微鏡（ＳＥＭ）：キーエンス製: 微細な表面構造の高倍率観察ならびにエネルギー分散型元素分析機能により、定性・定量・マッピングによる元素分析
蛍光Ｘ線膜厚計：フィッシャー・インストルメンツ製: めっき皮膜厚さの測定
塩水噴霧試験機：スガ試験機製: JIS H　8502に準ずる耐食性試験方法

実験室

表面処理液分析: めっき・表面処理液分析は当社の製品を生み出す貴重な財産です。社内分析を行ない、使用薬品の平準化をはかることにより、安定した品質の製品をご提供します。
開発体制: 樹脂、アルミニウム合金、マグネシウム合金他、特殊な素材上への表面処理、そしてそれぞれの素材表面に要求される特性を持たせた、めっき・表面処理を試作・開発します。またこのような皮膜にしたい、このような皮膜はできないかなど要望、ニーズをお聞かせ下さい。当社の技術を生かした各種表面処理の試作開発をおこなっております。

試作開発事例

アルミニウム合金-樹脂の射出成形による接合技術の紹介

カーボンニュートラル時代における自動車を中心とした輸送機器産業では、CO2排出量削減・低燃費化対策として、軽量化と加工性ならびに耐食性に優れたアルミニウム合金と樹脂（プラスチック）やゴム等の高分子材料と省資源化のための軽量化の異種材料一体化（マルチマテリアル）が強く望まれている。一方、両者のそれぞれは、金属と有機物であるため、両者間で化学的な結合が生じにくいことが課題となっている。
そこで、接着工程を省略し、射出成形によってアルミニウム合金と樹脂（プラスチック）成形品を一体製造するためのアルミニウム合金部材への「新規な表面処理技術の開発」を目的とした研究を行った。
その結果、「接合（接着）強度と耐食性」を兼備した新たな表面処理技術により、素材の特性を最大限に活用しつつ素材に無い新たな表面特性を付与し、種々の用途に適合可能な工業的価値を見出した。